木の葉のボートに乗ってゆく、
黒い小蟻は探検家。
青いボートではるばると、
海のあなたへ出かけます。
海のあなたのはなれ島、
砂糖のお山、蜜の川、
そうして怖い鳥もいず
蟻の地獄もないことを。
青いボートでただひとり、
これから尋ねに出かけます。
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木の葉のボート/ひすい
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木の葉のボート/あおふじ
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木の葉のボート/うめむらさき
木の葉のボート
「金子みすゞ 童謡全集」(JULA 出版局)
〈デザイン解説〉
「木の葉のボート」、とてもみずみずしくかわいさが伝わってくる詩の題名です。
爽やかな新緑の葉っぱが、流れる水の上をサラサラと浮かんでいる葉っぱ。
水の流れのような葉っぱを描いて見ました。