あがる、あがる、花火、
花火はなにに、
やなぎと毬に。
消える、消える、花火、
消えてはなにに、
見えない国の花に。
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花火/くれない
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花火/かきつばた
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花火/ひわ
花火
「金子みすゞ 童謡全集」(JULA 出版局)
〈デザイン解説〉
華やかな花のような花火の形、まわりの水玉模様は、瞬いては、消えゆく光を描いてみました。
大きな花火は、大胆で豪華そのもの。
花のようにパッと咲き、その後のスーッと消えゆく姿は、夏の終わりを告げるかのように、
少し淋しさが感じられます。