【この作品に込めた想い】
私が描く人物像には
「絶対的な自身への愛と他者の視線からの解放」というテーマがあります。
それは思春期に自分を認めることができず、
周囲とのギャップに孤独感を感じていた私を救うような理想像でもあります。
このような想いを持つ私にとって、
詩に登場する有名なフレーズ「みんなちがって、みんないい。」は
非常に共鳴を感じるものでした。
「私」「小鳥」「鈴」それぞれの個性を尊重しながら共存するイメージで描いたこの絵が、
金子みすゞさんの詩と共に誰かの希望となれば幸いです。
【プロフィール】
前田豆コ
1993年生まれ、東京都出身。武蔵野美術大学卒業。
2020年から、イラストレーター・アーティストとして活動を始める。
仏像やダンスといった身体表現に関するインスピレーションを
自由に横断し作品を制作している。
開放的なキャラクターたちがユーモラスに描かれる作品に海外からのオファーも急増。
韓国でのアートフェア出展が決定するなど、その活躍を世界へと広げている。